2018年8月19日(日)

インド準備銀、政策金利6.25%に 4年5カ月ぶり

南西ア・オセアニア
2018/6/6 20:50
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 【ムンバイ=早川麗】インド準備銀行(中央銀行)は6日、政策金利を0.25%引き上げて6.25%にすると決め、即日実施した。利上げは2014年1月以来、4年5カ月ぶり。原油高や通貨ルピー安を背景に物価が上昇しているため、利上げでインフレ抑制をねらう。18年1~3月期の実体経済が堅調なことも利上げ判断を後押しした。

 14年5月に発足したモディ政権下では初の利上げとなる。インド準備銀のパテル総裁は同日の記者会見で「原油高を背景に原材料などの製造コストに値上がり圧力が高まっている」と述べ、先行きの物価上昇への警戒感を示した。

 4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で4.6%上昇し、上昇率は3月より0.3ポイント高まった。準備銀の中期目標である「4%前後」を上回りつつあり、利上げで一段の物価上昇を抑えたい考えだ。6人で構成する金融政策委員会では全員が0.25%の利上げを支持した。

 インド統計局が5月31日に発表した経済成長率は7.7%と過去7四半期で最高だった。自動車販売など個人消費が好調だ。パテル総裁は「民間投資が回復しており、(16年施行の)破産倒産法に基づき経営不振企業の再生が進めば、さらなる投資拡大が期待できる」と強調した。利上げで景気が冷え込む懸念は少ないと判断した。

 市場関係者の事前予測は利上げと据え置きで分かれていたが、大半が今回か8月の次回会合までには利上げすると予想していた。

 新興国では、インドネシアやフィリピンなどで利上げが相次いでいる。米国の利上げや金利上昇を背景に対ドルで通貨の下落が進み、物価が上昇しやすくなっている。アルゼンチンやトルコでは資金流出が加速し、中銀が通貨防衛のための利上げを強いられた。

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