2018年11月13日(火)

シャープ戴社長「東芝PC事業、グローバルに拡大へ」

2018/6/6 12:00
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シャープの戴正呉社長は6日、日本経済新聞などの取材に応じ、買収する東芝のパソコン事業について「1年か2年で黒字化を目指す」と話した。東芝のパソコン事業は2018年3月期に96億円の営業赤字を計上した。「(もともと赤字が続いていた)シャープを黒字化したような管理手法を用いれば十分可能だ」と自信を見せた。一問一答は以下の通り。

――東芝のパソコン事業買収の狙いや今後の戦略は。

シャープの戴正呉社長(2017年3月撮影)

シャープの戴正呉社長(2017年3月撮影)

「今後はグローバル競争が強まるため、人材や技術力が必要だ。東芝(のパソコン部門)は400人の技術者を含め、グローバルで2200人の人材を持つ。国内で一番強い(東芝のノートパソコンブランドの)ダイナブックとシャープの製品との統合を進めて、グローバルで拡大していく」

「ダイナブックはまず日本国内から展開を進める。2018年や19年は国内での事業基盤を固めて、次のステップとして中国やアメリカなど海外のマーケットに展開していきたい」

――2000億円の公募増資で優先株を買い取り消却して財務の正常化が進みますが、今後の投資についてどう考えていきますか。

「優先株を買い取ることが会社経営の自由度として大事だと考えていた。シャープは金持ちではないので、M&A(合併・買収)には少し慎重だ。東芝のパソコン事業買収と同様に、シナジー、成長性、収益性などあらゆる分析をして社内で議論するプロセスで決めていく」

――6月20日から会長職と兼務する意義は。

「20年3月期までの中期経営計画は私が作ったので、私が責任を持つ。会長になっているかもしれないと以前に話したこともあったが、考えた結果、会長兼社長がいいと判断した。(中計を達成するという)株主との約束を守っていきたい」

「次のリーダー像としては(親会社の)鴻海精密工業、シャープ社内など色々な角度から考えなければならない。次期社長となる人材が育てば、私が会長になる形で引き継ぎたい。具体的な時期はまだ分からない」

――前期はテレビ販売が1000万台を突破しました。

「今期は(前期の実績を)必ず上回る。まず1000万台のマーケットポジションをキープすることが大事。次に利益の最大化を進めていく」

――18年3月期に通期の黒字化を達成しました。社長就任当初は黒字化するまで給料をもらわないと言っていましたが、どうしますか。

「4月から給料はもらっている。社外取締役から報酬委員会でそのように意見が出たためだ。シャープも(社長就任)当時は赤字だったが、改革が成功して会社が正常化してきたことも要因だ」

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