2018年10月22日(月)

ヒースローに第3滑走路 英政府、拡張計画を承認

2018/6/6 7:43
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【ロンドン=篠崎健太】英政府は5日、ロンドンの空の玄関口であるヒースロー空港に、第3の滑走路を新設する最終案を承認した。議会での可決を経たうえで工事に入り、2026年までの完成をめざす。騒音や環境汚染を懸念する周辺住民らの反対でたびたび先送りされてきたが、国際ハブ空港としての競争力強化に向けた拡張計画がようやく動き出す。

ヒースロー空港を飛び立つ旅客機(5日、ロンドン)=AP

新しい滑走路は空港の北西部につくる。年間の旅客輸送能力は8500万人から1億3000万人規模へ高まる見通しだ。混雑の解消が期待されるほか、就航路線を大幅に増やせるようになる。140億ポンド(約2兆600億円)とされる総事業費は民間の資金で賄う。

グレイリング運輸相は英下院で「輸送能力の制約は世界の競合相手への遅れにつながる」と述べ、英経済の活性化や雇用創出にもつながると滑走路新設の意義を強調した。環境対策や周辺住民への補償に最大26億ポンドを充てる方針も表明した。

ヒースロー空港は14年に国際線旅客数の世界一を、拡張で輸送能力を高めたアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ国際空港に明け渡し、17年まで4年連続で2位の地位に甘んじている。国際空港評議会(ACI)によると、17年の国際線旅客数は7318万人で、ドバイ空港(8772万人)との差は年々広がっている。オランダのスキポール空港なども追い上げるなか、新滑走路をバネに巻き返しをめざす。

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