2018年7月16日(月)

南ア、4四半期ぶりマイナス成長 18年1~3月
鉱業や農業が低迷

中東・アフリカ
2018/6/5 21:57
保存
共有
印刷
その他

 【カイロ=飛田雅則】南アフリカ政府統計局は5日、2018年1~3月期の実質国内総生産(GDP)が前期比年率2.2%減だったと発表した。2009年1~3月期以来の大きな落ち込みで、4四半期ぶりのマイナス成長となった。主要産業の鉱業や農業の減速が足を引っ張った。景気減速を嫌気し、通貨ランドは対ドルで下落した。

 主要な輸出産業の鉱業は9.9%減少し、2四半期連続でマイナス成長となった。主力商品の金やプラチナはいずれも生産量が伸びず、成長率の落ち込みにつながった。

 金の国際価格は持ち直しているが、鉱山の老朽化やストライキの懸念が生産に影を落とした。自動車の排出ガスの触媒に使われるプラチナは需要減が見込まれ、価格が伸び悩んでいる。欧州の自動車大手の一部がディーゼル車生産から撤退を表明したことが響いた。一般にディーゼル車はガソリン車より多くのプラチナを触媒に使用する。

 農業は24.2%も減少した。ケープタウンなどで深刻な水不足に陥っているためだ。

 南アでは2月に汚職疑惑で辞任したズマ氏に代わり、ラマポーザ氏が大統領に就任した。元実業家のラマポーザ氏は汚職対策を進め、海外投資を呼び込み、南ア経済を成長軌道に戻すことができるかが注目されている。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報