2018年10月21日(日)

シャープ、2000億円調達を発表 優先株買い取り

2018/6/5 15:25
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シャープは5日、公募増資を軸に最大2000億円を調達し、取引銀行が保有する優先株を買い取る方針を正式に発表した。液晶事業の不振で経営危機に陥った際の「負の遺産」を処理し、発行体格付けの引き上げを目指す。持続的な事業成長に向け、社債発行など調達手段を多様化する狙いだ

みずほと三菱UFJの両行から優先株を買い取る契約を同日付で結んだ。総額1850億円強で買い取り、速やかに消却する。これとは別に、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業グループの従業員らで構成する持ち株会社が持つ優先株の一部についても取得を検討する。

増資は2019年6月までに実施する予定で、海外募集を含む公募増資を軸に検討する。ただ、具体的な時期や方法は未定で「市場動向などを総合的に勘案の上で決定する」とした。調達資金に残額が出る場合は設備投資や研究開発費に充てる。

シャープは液晶パネル事業の不振で財務体質が悪化、15年6月に「デット・エクイティ・スワップ」と呼ぶ方法で債務を優先株に振り替えていた。これを解消することで、「投機的水準」にとどまる格付けの改善につなげ、将来の成長投資に向けた調達手段を増やしたい考えだ。

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