2019年9月17日(火)

フィリピン、5月の物価上昇4.6% インフレ加速に政府に警戒

2018/6/5 15:04
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【マニラ=遠藤淳】フィリピン統計庁は5日、5月の消費者物価指数(CPI)上昇率が前年同月比4.6%だったと発表した。4月より0.1ポイント加速し、2012年基準で最高を更新した。中央銀行が5月に利上げしたものの、インフレ傾向は収まっておらず、政府は国民生活に影響が広がりかねないとして警戒感を強めている。

瓶入りコーラは21円に4割値上がりした(フィリピン・パンパンガ州)

品目別の上昇率はアルコール飲料・たばこが20.5%、輸送が6.2%、食品・非アルコール飲料が5.7%と高かった。1月の税制改革でジュースに対して加糖飲料税が導入され、酒・たばこなどが増税となったことが物価を押し上げた。原油価格の上昇も響いた。

市場予想の4.9%は下回ったが、政府のインフレ目標(2~4%)の上限を3カ月連続で突破した。国民生活に直結する品目で価格上昇が目立ち、消費者から不満も出始めている。

財務省、予算管理省、国家経済開発庁は5日、「状況を注視するとともに、物価上昇により一般家庭が直面する困難に対処していく」との共同声明を発表した。石油業界に公共交通機関向けの燃料費の引き下げを求め、コメ価格の低下につながる関税法見直しを議会に要請するなどインフレ対策に追われている。今後の物価動向次第では、好調な経済を支える個人消費にも影を落としかねない。

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