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パ・リーグが合同転職イベント 競技の枠超え出展

2018/6/7 6:30
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 2020年東京五輪・パラリンピックを控え、成長産業として期待されているスポーツ界。市場をさらに拡大していくにはビジネス部門を担う人材の確保と育成が必須だ。プロ野球のパ・リーグ6球団などは5月に東京都内で合同中途採用イベント「パ・リーグキャリアフォーラム」を主催。他競技にも出展を呼びかけ、スポーツ界全体で外部から多様な人材を獲得しようと動き出している。

パ・リーグなどが主催した転職イベントには約1400人が来場

パ・リーグなどが主催した転職イベントには約1400人が来場

 イベントはパ6球団とパシフィックリーグマーケティング(PLM)、総合人材サービス「パーソルキャリア」が運営する「DODA(デューダ)」が共同開催した。30代を中心に約1400人が来場。人事担当者の話に耳を傾け、質問する参加者も多く盛況だった。

 これまでスポーツ業界の仕事は一般的にわかりにくく、採用活動していることも広く知られていなかった。転職のハードルが下がって優秀な人材が流動している現代、手をこまぬいていては取り残されるばかりで発展は見込めない。興味や関心が高くても、その方法がわからない人へのアプローチになれば、との思いで始めたのが今回のイベントだ。

 最大の特徴はサッカーやバスケットボール、卓球のTリーグなど競技の枠を超えて出展を募ったこと。パ6球団はもちろん、J1川崎や神戸、バスケットボール男子Bリーグの栃木、さらにゲームメーカーのコナミデジタルエンタテインメントなどスポーツ関連企業も含めて15ブースに16社が出展した。参加を呼びかけたPLMの根岸友喜社長は「日本の社会を明るく元気にするにはプロ野球界だけでなく、スポーツ界全体に優秀な人材が入ることが大事」と意義を語る。

 今秋に開幕する卓球のTリーグのブースには大勢の参加者が集まり、注目の高さがうかがえた。リレーション部部長の江島彰弘さんは「こういう機会をいただいたことはありがたい。新しく立ち上がるリーグなので、あらゆるところが足りていない。一緒につくり上げてくれる人がほしい」。新卒を一から育てるよりも即戦力を求めていて、新リーグの概要や理念、卓球界の現状など説明にも熱が入っていた。

 Bリーグ栃木も営業やチケットサービスを担える人材を求めて出展を決めたという。セールスグループの多田敦さんは「熱意がある人とご縁があればうれしい。他競技と一緒にイベントをすることで、我々も刺激を受ける部分はたくさんある。本当は野球やサッカーのチームがどんな人材がほしいのか、私もブースを回って学びたいくらい」と話す。

 楽天の蔵野孝介・人事総務グループマネジャーが「まだまだスポーツ界はビジネス視点で見られていない。フラットな目線で様々な業界を見て自分の特長を生かせそうと思う人はいるはず。こちらが発信していくツールは多くあった方がいい」と語るように、参加した球団やクラブからは好評だった。PLMは2月にも採用イベントも開催していて、その際は西武とソフトバンクが1人ずつ採用したという。「改めてニーズがあることがわかった。次回もぜひやってほしい、との声をもらっている。年内にはさらに規模を拡大してやりたい」と根岸社長。スポーツビジネスの魅力を発信する動きは今後も増えていきそうだ。

(渡辺岳史)

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