2018年9月24日(月)

「5G、あらゆる産業で新サービス」通信各社がパネル討論

デジタルサミット
2018/6/4 18:40
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 世界デジタルサミット(日本経済新聞社・総務省主催)では4日午後、米クアルコム幹部やノキアの日本法人トップらが「5G・IoTが生み出す新ビジネス」をテーマにパネル討論した。次世代高速通信「5G」時代は、あらゆる産業やアプリを巻き込み、全く新しいサービスが生まれるという見方で一致した。

討論する(左から)グランリド、ハリントン、キャシー、玉川の各氏(4日午後、東京・大手町)

 クアルコムのジム・キャシーシニアバイスプレジデントは「5Gでこれまでになかったビジネスができるようになる」とし、ノキアソリューションズ&ネットワークス(東京・港)のジョン・ハリントン社長も「消費者だけでなく、あらゆるモノがつながり、新しいサービスが生まれる」と指摘した。

 具体的には「コネクテッドカー(つながる車)や交通輸送、エネルギーなど、利用者やアプリの幅が広がる。IoTを活用したスマートシティーやコネクテッドインフラは5Gへの移行が加速するだろう」と予測する。

 KDDI傘下のIoT通信ベンチャー、ソラコム(東京・世田谷)の玉川憲社長は「IoT時代は通信回線の単価が下がる。低価格でなければ成り立たないビジネスモデルがたくさんある。5Gの可能性は大きい。アイデアがある人はすぐにでも起業すべきだ」と提案した。

 携帯電話通信の国際業界団体、GSMアソシエーション(GSMA)のマッツ・グランリド事務局長は「5GはIoTやAI(人工知能)も融合し、インテリジェントコネクティビティになる。個人向けにとどまらず、バリューチェーンの上位に来る」と期待する。

 一方、個人情報やデータの取り扱い方が課題となっており、欧州では「一般データ保護規制(GDPR)」が始まった。ソラコムの玉川社長は「世界進出を目指すスタートアップが増えている。対応することで組織としても洗練される」と前向きにとらえる。IoT機器に対するサイバー攻撃のリスクについては「IoTもセキュアな技術が積み重なっている。アクセスデータを制御し、技術的にカバーする」と話した。

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