2018年9月20日(木)

「AI、グラフデータ分析に活用」 富士通社長

デジタルサミット
2018/6/4 14:52
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 富士通の田中達也社長は4日、世界デジタルサミット(日本経済新聞社・総務省主催)で講演し「シンギュラリティを支えるのは人工知能(AI)。ディープラーニング(深層学習)など機械学習がAIを飛躍的に進化させた。数値や音声、画像など様々なデータを学習できる」と話した。

講演する富士通の田中達也社長(4日午後、東京・大手町)

講演する富士通の田中達也社長(4日午後、東京・大手町)

 ただ「実はAIはグラフデータの分析が苦手」と指摘する。データの関係性を分析することが難しいとされるが、富士通は「グラフデータの直接入力と特徴量の自動抽出に成功した」と強調。金融機関の取引履歴や通信ログなどのグラフデータ分析に役立てる狙いだ。

 AI活用にはコツがあるとし「目的をはっきりさせることや質の良いデータを確保すること、継続的に学習させていくこと」を挙げた。「コンピューターには人間のような限界がない。どこまでも賢くなっていく」としつつ、課題は「データを処理するコンピューター側の限界」と話した。

 そこで注目されるのが従来のコンピューターを大きく超える性能を持つ量子コンピューター。富士通は量子現象に着想を得た独自技術「デジタルアニーラ」の商用サービスを5月に始めた。

 デジタルアニーラは大量の選択肢の中から最適な組み合わせを探し出す計算を得意とする。交通経路の最適化による渋滞解消や、製造・流通現場の部品や棚の配置の効率化などへの活用が見込まれている。

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