2018年11月19日(月)

思考が見えるAI「経営判断に活用」 NEC社長

デジタルサミット
2018/6/4 14:29
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NECの新野隆社長は4日午後、世界デジタルサミット(日本経済新聞社・総務省主催)で講演し、「デジタル技術で様々なパラダイムシフトが起こる。社会のあらゆるものを高度化していく」と述べ、社会課題の解決や経営などに判断理由の説明ができる「ホワイトボックス型AI(人工知能)」を活用していく考えを示した。

講演するNECの新野隆社長(4日午後、東京・大手町)

講演するNECの新野隆社長(4日午後、東京・大手町)

ブラックボックス型AIが思考判断の経緯や理由が分からないのに対し、ホワイトボックス型AIは答えを出した際のルールや判断理由が分かる。新野社長は「経営判断などにおいては『なぜそうなったか』を説明できることが非常に重要だ」と指摘。ホワイトボックス型を自社でマーケティングに使ったり、アサヒビールが需要予測に導入したりしている事例を紹介した。

NECは人間の生体情報をベースにしたセキュリティー事業を軸としている。新野社長は指紋や掌紋など複数の生体認証技術を組み合わせた犯罪捜査システムをロサンゼルス警察に提供した事例を紹介。「生体情報をカギと位置づけ、デジタルの入り口に組み込んでいく」と述べた。

AIが人間の知性を上回るシンギュラリティ(技術的特異点)については「コンピューティングの進化をみればシンギュラリティは起こると考える。一方で、AIが人を支配する世界は起こさない」と強調。法整備や倫理を含めて議論を重ねる考えを示した。

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AI・IoT「課題解決へ協創」 世界デジタルサミ...[有料会員限定]

2018/6/4 14:14更新

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