東南アジアPMI、4年ぶり高水準 5月、ベトナムやフィリピンけん引

2018/6/4 9:30
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【香港=木原雄士】日本経済新聞社が4日発表した5月の東南アジア諸国連合(ASEAN)製造業PMI(購買担当者景気指数)は前月比0.5ポイント高い51.5となり、ほぼ4年ぶりの高い水準を記録した。新規受注が伸びて、生産の拡大につながる好循環が東南アジア域内に広がっている。今後1年の生産高見通しも2カ月続けて改善した。

PMIは50を上回ると景気が上向き、50を割り込むと下向きの兆候とされる。ASEAN全体では5カ月続けて50を上回り、2014年7月以来の高水準になった。対象7カ国のうち50を下回ったのはマレーシアのみ。ベトナムやフィリピン、シンガポールが特に好調だった。

生産高と新規受注もほぼ4年ぶりの高水準だった。4月以降、アルゼンチンやトルコの通貨が下落し、新興国から投資資金を引き揚げる動きが目立った。だが、ASEAN諸国は輸出が堅調で、企業の生産活動に大きな影響は出ていない。インフレによる生産コストの上昇が懸念材料だ。

PMIは英金融情報・調査会社のIHSマークイットが算出し、日本を含むアジア14カ国・地域について「日経PMI」の名称で公表している。

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