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北朝鮮の宿泊費だれが負担? 米朝会談時、1泊66万円

【ワシントン=中村亮】12日にシンガポールで開く米朝首脳会談での北朝鮮の宿泊費負担の行方が物議を醸している。米紙ワシントン・ポストによると、北朝鮮は外貨不足のため外国政府に高級ホテルの負担を要請。米側は前向きに検討しているという。ただ米国が負担すれば北朝鮮のメンツをつぶす可能性があり、当事者でないシンガポール政府が負担する案まで浮上している。

米ホワイトハウスのヘイギン大統領次席補佐官が率いる代表団は5月末からシンガポールで米朝会談の段取りをめぐって北朝鮮側と協議しており、宿泊費負担も議題になっているという。

北朝鮮側はシンガポールの5つ星ホテル「フラトン・ホテル・シンガポール」を要望している。金正恩(キム・ジョンウン)委員長の部屋になるとみられる「プレジデンシャル・スイート」は1泊あたり最低6000ドル(約66万円)かかる。

北朝鮮代表団の宿泊日数は現時点で判明していないが、代表団全体の宿泊費となれば大きな負担になる。ワシントン・ポストによると、米側は負担に前向きというが米国民の負担になれば批判が出る可能性がある。ただ米国務省のナウアート報道官は2日、米国の負担の可能性を否定した。

北朝鮮側は核開発を通じて米国と対等な関係の構築を主張してきた。米国が負担すれば対等な関係を目指す北朝鮮のメンツがつぶれる懸念があり、米側はシンガポール政府に負担を要請する案も検討しているという。

北朝鮮が国際イベントで費用負担を他国に求めることは今までもあった。今年2月に韓国で開かれた平昌冬季五輪では韓国が北朝鮮の応援団などの代表団の渡航費を負担した。2014年に当時のクラッパー米国家情報長官が訪朝した際に北朝鮮側から朝鮮半島の伝統的な料理を提供されたが最終的に費用負担を求められたという。

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