和歌山で仏像盗100体 3年半で、市の文化財も
和歌山県の寺や神社から仏像などが盗まれる被害が相次ぎ、約3年半の集計で約100体に上ることが、2日までに県警への取材で分かった。中には県内の市の文化財に指定されている仏像もあるという。
県警によると、盗まれた仏像や木像は2015年から少なくとも98体で、被害の多くは無人の寺や神社。昨年1~2月、同県岩出市の神社に侵入し、木製の弁財天像1体(時価10万円相当)を盗んだとして、今年4月に同市の無職男が窃盗などの容疑で逮捕された。
県警は売却を目的に複数の人物が関与しているとみて調べている。〔共同〕