2018年11月14日(水)

安保理、ガザ市民保護決議案を否決 米の拒否権行使で

2018/6/2 6:21
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【ニューヨーク=高橋里奈】国連安全保障理事会は1日、イスラエル軍の武力行使にさらされるパレスチナ市民の保護を求める決議案を採決したが、米国が拒否権を行使して否決された。パレスチナ自治区ガザでの軍事衝突などを受けてアラブ諸国を代表してクウェートが決議案を提出したが、イスラエルを擁護する米国が「イスラム原理主義組織ハマスへの言及がない」として反対した。

1日、拒否権を行使し、対抗案を出した米国のヘイリー国連大使(ニューヨークの国連本部)=ロイター

クウェートの決議案はイスラエル軍による無差別の武力行使を控えるよう求めたほか、過激派組織のガザからイスラエルへの攻撃にも遺憾の意を表明した。賛成はフランスやロシアなど10カ国にのぼったが、拒否権を持つ米国1カ国が反対して否決された。棄権は英国など4カ国だった。

米国のヘイリー国連大使は採決前にクウェートの決議案は「テロ組織であるハマスについての言及は全くなく、イスラエルの非難ばかりして一方的だ」と主張。ハマスの暴力への非難を盛り込んだ決議案を提出して対抗したが、拒否権を持つロシアなど3カ国が反対、11カ国が棄権し、同案も否決となった。賛成したのは提出国である米だけだった。

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