東芝、「1兆円後」に増す物言う株主との不協和音
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東芝は1日、半導体メモリー子会社の東芝メモリを米投資ファンドなどの「日米韓連合」に正式に売却した。売却額は約2兆円でメモリへの再出資分などを差し引いても1兆5000億円近いキャッシュを得る。会計上でも約1兆円の売却益を計上、これで2016年末に発覚した米原発事業の損失問題を機に土俵際まで追い込まれた東芝の経営問題は節目を迎え、再生へ新たな一歩を踏み出す。しかし、車谷暢昭最高経営責任者(CEO)ら...
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