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ブラジル国営石油でも一部でストライキ 違法判決も強行

【サンパウロ=外山尚之】国営石油会社ペトロブラスの一部の労働組合員は30日、72時間のストライキに突入したと発表した。トラック運転手らのストが波及したもので、テメル政権に近い経営陣の交代などを求めている。労働裁判所は事前に今回のストは違法だとの判決を下したが、組合側がストを強行した。石油生産に支障が出る可能性があり、ブラジル経済に打撃となりそうだ。

ストは石油業界の労働者で構成する石油労働者統一連盟が主導した。ペトロブラスからは原油採掘施設や製油所、港湾などで働く組合員が参加しているという。経営陣の交代のほか、民営化の反対を主張する看板を掲げる組合員もいる。

政府は今回のストが待遇改善が目的ではなく、政治的なもので違法だと提訴。裁判所はこの訴えを認め、組合側にストを実施する場合、1日あたり50万レアル(約1460万円)の罰金を払うよう命じていた。

21日に始まったトラック運転手によるストは、ペトロブラスが昨年7月に導入した燃料費調整制度への抗議が原因。ペトロブラスは原因企業であるにもかかわらず、左派系の組合員がこれに便乗した形になる。

ペトロブラスは備蓄用の石油を保有しており影響は軽微だとしているが、原油採掘に影響が出ることは避けられそうにない状況だ。既にトラック運転手らのストは収束に向かっているが、一連の騒動でブラジル経済は打撃を受けており、被害額が拡大することになりそうだ。

労働裁判所は30日夜、罰金を1日あたり200万レアルに増額すると発表した。

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