2018年8月19日(日)

メキシコ大統領選、新興左派候補が過半の支持率 世論調査

中南米
2018/5/31 4:15
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 【メキシコシティ=丸山修一】7月1日に実施されるメキシコ大統領選で新興左派政党、国家再生運動(Morena)から立候補しているロペスオブラドール元メキシコシティ市長がリードを広げている。地元有力紙レフォルマの30日付世論調査では過半の支持率を獲得。2位以下に20ポイント以上の差をつけて独走状態となっている。

世論調査でリードを広げるロペスオブラドール候補=ロイター

 ロペスオブラドール氏の支持率は52%と前回調査(2日付)より4ポイント上昇し、初めて5割を超えた。2位は野党、国民行動党(PAN)から立候補しているアナヤ前党首が26%で、前回より4ポイント支持率を下げた。3位は与党、制度的革命党(PRI)から出馬しているミード前財務公債相で前回より2ポイント上昇したが19%にとどまった。

 ロペスオブラドール氏は、相次ぐ汚職事件や殺人事件の多発といった治安問題で国民の間に広がる既存政党への不満を取り込む形で支持を広げている。メキシコ大統領選は決選投票がなく、1回の投票で当選者が決定する。投票まであと1カ月となる中、現時点で圧倒的な支持率を誇るロペスオブラドール氏の当選の確率が非常に高くなっている。

 一方でロペスオブラドール氏は国営企業が独占していた石油市場の民間開放といった現政権の市場開放型の経済政策に反対している。当選すれば混乱も予想され、経済界やマーケットからは警戒する声も聞こえる。日本からの進出も自動車産業を中心に千社を超えており、大統領選後の経済や投資環境の変化に注意が必要になりそうだ。

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