キヤノン、フィルムカメラ販売終了
キヤノンは30日、フィルムカメラの販売を終了すると発表した。デジタルカメラの普及で販売数量が減少していたためで、約80年間続いたフィルムカメラ販売の歴史に幕を閉じる。既に2010年に生産は終えており、今後は修理に対応する。

フィルム一眼レフカメラの旗艦機種「EOS-1v」の販売終了を自社のウェブサイトで告知した。プロ向けの高級機種で、2000年に販売を始めた。販売終了後は部品在庫がある場合に限り、25年10月31日まで修理期間を延長する。
キヤノンは1936年に初めて35ミリフィルムカメラを発売した。2000年代からデジタルカメラへの移行がすすみ、カメラメーカーの撤退が続いた。主要メーカーではニコンが販売を続けている。