2018年12月19日(水)

長野市、飯綱高原スキー場を民間に譲渡へ 閉鎖も視野

2018/5/30 22:00
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長野市は市開発公社が運営する飯綱高原スキー場について、民間に事業譲渡する方針を30日明らかにした。2018年度中に譲渡先を選ぶとしているが、譲渡先が見つからなければ閉鎖する方針だ。利用客減などから採算性の低いスキー場運営から撤退し、今後はキャンプ場の整備など春から秋にかけての観光誘客に注力する。

国有の土地を除き、運営権とリフトなどのスキー場設備を譲渡する。事業の譲渡先が見つかった場合は、遅くとも20年度には民営化する。市開発公社が同日公表した17年度決算の最終損益は1069万円の赤字となった。赤字は7期連続。同スキー場単体では147万円の赤字だ。

長野市の飯綱高原の観光施設への歳出では、スキー場が8割を占める。一方、高原を訪れる観光客の85%が春から秋のシーズンで、スキー場の採算性が問題視されていた。市は指定管理料などで年間約1億円を支払っている。

市は今後の飯綱高原の観光振興策としてキャンプ場や運動場の再整備などを打ち出した。情報発信や農産物販売などの拠点となる「山の駅(仮称)」の設立も検討する。

同スキー場は1998年の長野冬季五輪でフリースタイルの会場だった。加藤久雄市長は30日の記者会見で「老朽化が進んでいるほか、近年積雪が不足し入場者も少ない」と指摘。「市民のお金を毎年相当な額使っている。譲渡先がいなければ閉鎖する」と述べた。

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