2018年11月17日(土)

豊通と中部電 「仮想発電所」の実証、EVで電力需給調整

2018/5/30 21:30
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豊田通商中部電力は30日、電気自動車(EV)などの電動車を蓄電池として活用する実証実験を始めると発表した。電力需給の調整のため、蓄えた電気をまるで「仮想発電所」のように電動車の蓄電池から流す。太陽光や風力など出力が不安定な再生可能エネルギーの普及が進むなか、電動車を電力需給の「調整弁」として活用することを目指す。

実証実験は愛知県豊田市で10月から2019年2月ごろまで実施する予定。市が管理する駐車場を使い、充電器を通してEVなどの電動車の充電、放電を行う。送配電網に電気を送り、電力系統への影響などを調べる。

今回の実証は経済産業省の補助事業の一環として実施する。制御システムは豊田通商が出資している米国のベンチャー企業、ヌービーコーポレーションの技術を使って開発する。サーバーを通して複数の電動車の充放電を制御するシステムで、電力需要に応じて素早く対応できる。

EVを蓄電池として活用し、電力供給の安定につなげる技術は「V2G(ヴィークル・トゥー・グリッド)」と呼ばれ、世界各地で導入が進みつつある。再生可能エネの導入が拡大するなか、電力の供給量や出力のばらつきを抑える手段として注目されている。ヌービーはデンマークで商業化に成功するなどV2G技術で先行している。

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