山梨のワイン3銘柄、英コンクールで金賞
英ワイン誌「デカンター」は30日、世界最大級のワインコンクール「デカンター・ワールド・ワイン・アワード(DWWA)」の審査結果を発表し、山梨県の3銘柄を金賞に選んだ。

受賞したのは中央葡萄酒(山梨県甲州市)の「グレイス甲州2017」と「グレイス茅ケ岳山麓2017」、白百合醸造(同)の「ロリアンセラーマスター甲州2016」。金賞は中央葡萄酒は5年連続、白百合醸造は初出品で受賞した。中央葡萄酒の三沢茂計社長は「甲州ワインが世界に打って出る良いきっかけとなる」と述べた。

3銘柄とも甲州ぶどうを使用した白ワイン。グレイス甲州はエレガントで豊かな風味、グレイス茅ケ岳はかんきつ系のぴりっとした風味、セラーマスターは梨の香りと搾りたてのグレープフルーツのような酸味が評価された。
DWWAには61カ国から約1万7000銘柄が出品された。金賞以上を獲得したワインは全体の3.8%だった。
山梨県ワイン酒造組合は県産ワインの認知度を上げるため、今年から甲州ワインの国際コンクールへの出品料の支援を始めている。2017年は22銘柄だった出品数は今年は68銘柄と3倍以上に増えた。
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