HPの2~4月期、純利益89%増 PCで高級機シフト

2018/5/30 7:38
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【シリコンバレー=佐藤浩実】米HPが29日発表した2~4月期の純利益は前年同期比89%増の10億5800万ドル(約1149億円)だった。売上高は13%増の140億300万ドル。昨秋に買収したサムスン電子のプリンター事業が加わったほか、高級機種への絞り込みを進めたパソコン(PC)では販売単価も上昇した。会社分割などで一時は低迷したHPだが、7四半期連続で売り上げ増を維持した。

ディオン・ワイズラー最高経営責任者(CEO)は「再編・集約が進むフラットな市場で2けた成長を実現できた」と述べた。売上高はPCが14%増の87億6200万ドル、プリンターは11%増の52億4100万ドルだった。ゲーム専用PCなど収益性の高い機種の比率を高めたのに加えて「(保守など)サービス主体の事業への転換が進んでいる」と言う。為替による押し上げ効果を除いても全体で約10%の売り上げ増を維持した。

もっとも、販売単価の上昇は半導体のDRAMや樹脂といった部材コストを反映した面もある。HPによれば部材コストの価格上昇はしばらく続く見込みだという。売上高の詳細を公表していない新規事業の3Dプリンターについては「リピート注文が増えている」(ワイズラー氏)と説明した。顧客の5割以上が部品製造への利用を試みているという。

HPは同日、会社分割前の07年から在任するキャシー・レスジャック最高財務責任者(CFO)が7月1日付で交代し、経理部門出身のスティーブ・フィラー氏が新たなCFOに就く人事も公表した。

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