最新の市場情報

「※」は20分以上遅延
日経平均株価(円) 23,215.71 -127.80
日経平均先物(円)
大取,20/03月 ※
23,160 -150

[PR]

業績ニュース

日本製紙、一時9%安 洋紙事業に先行き不透明感

2018/5/29 19:16
保存
共有
印刷
その他

29日の東京株式市場で日本製紙株が一時、前日比9%安の1872円まで下落し、約1年6カ月ぶりの安値を付けた。終値でも東証1部の値下がり率ランキングで1位だった。前日の取引終了後に2019年3月期の連結最終損益が180億円の赤字(前の期は78億円の黒字)になりそうだと発表。主力の洋紙事業の先行き不透明感から機関投資家の売りが広がった。

最終赤字に転落するのは12年3月期以来7年ぶりとなる。洋紙事業の生産能力削減に伴う工場の減損など特別損失を200億円計上する。電子化の波を受けて印刷や新聞用紙の需要は縮小しており、慢性的な供給過剰が課題だった。前日発表した北海道など3工場での製紙設備の停止のほか、今年5月に停止した分も合わせて20年までに全体の18%の能力削減を予定する。

業績見通しに合わせて発表した減配も株安に拍車をかけた。年配当は前期の60円から半減し、30円を計画する。「これまで3%を超えていた高い配当利回りが、株価を支えていた側面がある」と野村証券の河野孝臣氏は指摘する。

PBR(株価純資産倍率)は解散価値の1倍を下回る0.49倍と将来的にさらに減損のリスクがある水準だ。「国内の洋紙事業の収益改善は引き続き見込みづらく、上値は重くなりそう」(国内証券)との声もあった。

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップマーケットトップ

読まれたコラム