「入管職員制圧で骨折」と提訴 トルコ人男性、大阪地裁に

2018/5/29 17:49
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大阪入国管理局(大阪市住之江区)で昨年7月、職員に制圧された際に右腕骨折の重傷を負ったとして、同入管に収容中のトルコ国籍のムラット・オルハンさん(34)が29日、国に約450万円の損害賠償を求め、大阪地裁に提訴した。

原告弁護団は同日、記者会見し、提訴前に申し立てた地裁の証拠保全手続きで入管側から提供を受けた監視カメラの映像を公開した。映像にはオルハンさんが複数の職員に抱えられるようにして部屋に運ばれ、床に倒される様子が映っていた。

訴状によると、オルハンさんは2015年1月の来日時に上陸を拒否され、収容された。昨年7月12日朝、オルハンさんが鎮痛薬を服用するのを職員が確認しようとした際、オルハンさんは職員の態度に怒りを覚え、読んでいた本を投げつけた。

別室へ連行されたオルハンさんを、複数の職員がうつぶせに倒して後ろ手に手錠を掛け、うち1人が右腕をひねりあげた。オルハンさんは病院に搬送され、右上腕骨折と診断。2日後に手術を受けた。

原告側は、職員の行為について「制裁目的で違法な暴行を加えた」と主張。「適切な治療を受けさせる義務があった」としている。

大阪入国管理局は「訴状が届いていないので、コメントは差し控える」としている。〔共同〕

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