2018年10月19日(金)

英インペリアル、ニコチン含まない「電子たばこ」発売

2018/5/29 16:58
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世界たばこ大手の英インペリアル・ブランズは29日、火を使わない電子たばこの新商品「myblu(マイブルー)」を6月4日に日本で発売すると発表した。国内市場では加熱式たばこは普及し始めているが、ニコチンを含む電子たばこは「医薬品」に分類されるため、発売に向けたハードルが高く、大手企業は日本では手掛けていない。

インペリアルの新製品はスティック形状の機器から出る蒸気を吸う(29日、東京・渋谷)

インペリアルはニコチンを含まないで香りを楽しむ商品を開発し、法規制に抵触せずに発売にこぎつけた。販売動向によっては電子たばこの新たな市場を切り開く可能性もある。

電子たばこはニコチンが溶けた溶液を加熱し、発生した蒸気を吸って楽しむ次世代たばこ製品の一つだ。日本で普及する加熱式は葉タバコを直接、または間接的に熱して使うため、異なるカテゴリーの製品だ。ただ、電子は医薬品に分類され、国内販売の認可を得るためには膨大な手間がかかるため、大手は参入していなかった。

ただ、葉タバコ由来の成分であるニコチンを含まなければ製品を販売することができる。インペリアルはマイブルーをニコチンやタールを含まない、あくまで香りを楽しむ製品として販売する。価格は機器が2700円、香りの付いた液体の入ったフレーバーポッドが1080円となる。

ポッドの種類は「グリーンアップル」や「カフェラテ」など8品目を投入する。まずは福岡県のファミリーマート限定で売り出すが、「アマゾン」など電子商取引(EC)サイトでの販売も順次始める。

「新しい市場を作っていく」。同社の日本法人のマーケティング本部長のヤオコビッチ・トーマス氏は強調した。紙巻きたばこを取り巻く環境が厳しいなか、加熱式の急速な拡大で市場は変化している。

ただ、インペリアルは「喫煙者の需要を狙うが、加熱式とは切り離して考えている」(同氏)と話す。香りの付いた蒸気を楽しむ製品として電池売り場など、たばこ売り場以外でも展開する考えだ。

英インペリアル・ブランズは英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)、米フィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)、日本たばこ産業(JT)などに次ぐ世界5位のメーカーだ。競合3社が展開する加熱式は世界でも販売していない。

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