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ユーラシアカワウソ、対馬に3匹生息か 環境省発表

国内で38年ぶりの野生のカワウソが2017年に見つかった長崎県・対馬には、韓国などに生息するのと同種のユーラシアカワウソの雄2匹、雌1匹の少なくとも3匹が生息している可能性が高いと環境省が28日、発表した。このうち雄の1匹と雌は遺伝子が似ており、親子やきょうだいかもしれないという。

自動撮影装置が捉えたカワウソ(2017年7月16日、長崎県・対馬)=琉球大動物生態学研究室提供・共同

環境省は「妊娠した雌が韓国から流れ着くなどした可能性がある。雄と雌の生息が確定すれば、今後、繁殖も期待される」としている。一方、これまでの調査と同様、日本にかつて生息し、絶滅と判断されているニホンカワウソの痕跡は見つからなかった。

環境省は、島内でカワウソの痕跡を調査。17年7月~今年1月に採取したふん10個を分析し、生息数や性別、遺伝子の特徴を調べた。ふんの数や密度なども合わせて考えると、対馬にいるのは多くても数匹程度と推測された。

対馬のカワウソは17年2月、琉球大が設置したカメラに1匹が写ったことで確認された。約50キロ離れた韓国からユーラシアカワウソが流れ着いたとみられていたが、生息数はよく分かっていなかった。琉球大のカメラにはその後もカワウソが捉えられている。

国内ではかつてニホンカワウソが各地に分布したが、毛皮目的の狩猟や生息環境の悪化で減少。環境省は2012年に「絶滅」と判断した。〔共同〕

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