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津本陽さんが死去 作家、歴史小説「下天は夢か」

2018/5/28 17:47
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「下天は夢か」などの歴史小説のほか、剣豪小説でも人気を博した作家の津本陽(つもと・よう、本名=寅吉=とらよし)さんが5月26日午後10時10分、誤嚥(ごえん)性肺炎のため東京都内の病院で死去した。89歳だった。お別れの会を行うが日取りなどは未定。喪主は妻、初子さん。

津本陽さん

津本陽さん

東北大法学部卒業後、会社員生活をしながら同人誌に企業小説や私小説的な作品を発表。1978年、同人誌に掲載した故郷紀州の古式捕鯨を描いた「深重の海」で直木賞を受賞した。

武道への造詣が深く、自身剣道3段、抜刀で5段の腕前を持つ。そうした経験を生かした剣豪小説でまず人気を確立。明治期の剣豪ものという新分野を開いた「明治撃剣会」や、剣術家の伝記小説「柳生兵庫助」などが高く評価された。

歴史小説では膨大な資料を徹底的に読み込み、自身の解釈を提示しながら物語を展開する作風が特徴。織田信長を主人公に、桶狭間の戦いから本能寺の変までを描いた「下天は夢か」はビジネスマンから支持され、ミリオンセラーとなった。

2009年12月、日本経済新聞に「私の履歴書」を執筆した。

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