2019年6月20日(木)

首相、愛媛文書は「伝聞の伝聞」加計氏と面会再び否定

2018/5/28 11:30 (2018/5/28 12:36更新)
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安倍晋三首相は28日午前の参院予算委員会で、2015年2月に学校法人「加計学園」の加計孝太郎理事長と面会したと記した愛媛県文書の内容を改めて否定した。首相は文書を「伝聞の伝聞だ」と指摘し、面会はなかったと強調した。加計学園が発表した「(面会は)実際にはなかった。誤った情報を与えた」とのコメントを取り上げ、自身の関与を打ち消した。

参院予算委で答弁する安倍首相(28日午前)

愛媛県が公表した文書によると、15年2月25日に首相と加計氏が約15分面会した。その際に加計氏が獣医学部の計画について説明し、首相が「そういう新しい獣医大学の考えはいいね」と応じたとの記述がある。首相は加計学園が面会を否定したことに触れ「私と会ったことはないとのコメントを発表している」と主張した。

学校法人「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書などを、財務省が改ざん、廃棄していた問題についても関与を否定した。首相は自身や安倍昭恵夫人が関係していたら「首相も国会議員も辞める」と述べた17年2月の国会答弁が影響しているとの指摘を否定した。「それが起点であったことは全くない」と話した。

財務省が23日に国会に示した交渉記録や相談メモには、昭恵氏付の谷査恵子氏が財務省に貸付料を巡り「(学園側から)優遇を受けられないか総理夫人に照会があり、当方からお問い合わせさせていただいた」と発言した記録がある。首相は「値下げ、優遇をしてくれということではなく制度に関する問い合わせだ」と語った。

首相は公文書管理を巡る一連の問題について「首相として責任を痛感している。しっかりとうみを出し切って組織を立て直す」と強調した。衆院予算委員会は28日午後、集中審議を実施する。

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