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「完全な非核化」巡り調整 米朝実務者、板門店で協議

(更新)

【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は27日、米朝首脳会談の開催に向けて米朝の代表団が準備協議に臨んでいることを明らかにした。駐韓米大使の経験のあるソン・キム駐フィリピン大使率いる代表団が同日、北朝鮮入りした。米国が目指す「完全で検証可能かつ不可逆的な非核化(CVID)」を巡り、北朝鮮がどこまで譲歩するかが焦点となる。

米メディアによると、協議は南北軍事境界線にある板門店の北朝鮮側施設「統一閣」で開かれた。29日まで続く可能性がある。

ソン・キム氏はオバマ前政権で北朝鮮担当特別代表を務め、北朝鮮の核問題に精通する。国家安全保障会議(NSC)のフッカー朝鮮部長、シュライバー国防次官補らが同行している。北朝鮮側は対米外交を担当する崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官らが出席している。

一方、トランプ政権はシンガポールにヘイギン米大統領次席補佐官を派遣し、北朝鮮との間で警備など運営面での調整にあたっている。

板門店での協議では北朝鮮による国際原子力機関(IAEA)の査察受け入れや核弾頭の搬出、既存の核開発施設の閉鎖など完全な非核化に向けた行程やその検証体制などがテーマになる。北朝鮮が求める見返り策についても話し合う可能性がある。

トランプ氏は27日、ツイッターで「米国の代表団が金正恩(キム・ジョンウン)委員長と私の首脳会談の調整のため、北朝鮮に到着した」と明かした。「北朝鮮は素晴らしい潜在力があり、いつか偉大な経済・金融国家になるだろう。金委員長と私はこの点で認識が一致している」とし、核放棄に応じれば北朝鮮が経済発展できるとの認識を示した。

トランプ氏は26日、いったんは中止を表明した米朝首脳会談について当初の予定通り6月12日にシンガポールで開催することも視野に入れていると表明した。金委員長も会談の開催に「確固たる意思」(朝鮮中央通信)を示している。

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