/

米朝会談中止、首相「判断を支持」 再調整に時間との見方

【サンクトペテルブルク=田島如生】安倍晋三首相は25日、6月12日に予定していた米朝首脳会談の中止について「トランプ米大統領の判断を尊重し、支持する」と話した。訪問先のロシア・サンクトペテルブルクで記者団の取材に答えた。日本政府は米朝会談が再調整されることを念頭に置くが、会談の実現には一定の時間がかかるとの見方が出ている。

取材に応じる安倍首相(25日、ロシア・サンクトペテルブルク)=代表撮影・共同

首相は「大切なことは核・ミサイル問題、そして何よりも重要な日本人拉致問題が実質的に前進する機会となるような首脳会談にしなければならないということだ」と強調した。ロシアから帰国後、なるべく早くトランプ氏と電話する考えも表明した。

首相はサンクトペテルブルクで開いた国際経済フォーラムの質疑応答で「残念ながら北朝鮮の対応に様々な問題があったのは事実だ。しかし、米朝首脳会談を今後も追求していく必要があるし、それはいま一定の問題を解決するには必要不可欠だ」と指摘。「再び米朝の首脳会談に向けて動きが出ることを期待したい」とも語った。

河野太郎外相も24日(日本時間25日)、訪問先のメキシコで記者団に「北朝鮮の非核化と拉致問題の解決に向け、しっかりした会談ができるよう日米で連携したい」と述べた。外務省幹部は金桂官(キム・ゲグァン)第1外務次官の「向かい合って問題を解決する用意がある」との発言について「北朝鮮が対話に強い関心を持っているのは事実だ」と話した。

会談の再調整の可能性を考えつつも、実現のハードルは高いとの見方が多い。日本や米国は完全で検証可能かつ不可逆的な非核化(CVID)を要求し、北朝鮮はこれを批判している。

外務省幹部は「非核化の時期や方法で北朝鮮とどう合意するかという課題は変わっていない。時間軸は不確実だ」と語り、調整に一定の時間がかかる可能性に言及する。防衛省幹部も「(短期的に会談が実現するのは)難しいだろう」との見方を示した。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン