2018年8月22日(水)

「他社は受けてる?」 思わず詰まる面接、こう乗り切れ
お悩み解決!就活探偵団2019

就活
コラム(ビジネス)
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2018/5/30 6:30
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 採用面接での定番の質問はガクチカ(学生時代に力を入れたこと)だが、予想外の球が飛んでくることもある。最近の就活生は交流サイト(SNS)等で情報収集して模範解答をしっかり準備しているため、「不測の質問」で本音を引き出す狙いもありそうだ。就活生が今年の面接で感じた疑問について、対策を考えた。

 疑問その(1)「面接で志望動機を聞かれなかった。これって私に興味がないから?」

 志望動機はガクチカと並び、面接で必ず話題に上るイメージがある。しかし探偵(記者)が就活生に取材してみると「全く質問されずに拍子抜けした」という話は思いのほか多かった。

イラスト=強矢さつき

イラスト=強矢さつき

 なぜだろう。志望動機を重視しない理由について、ある食品メーカーの採用担当者は「面接に来た時点で志望していることは分かっているから」と答えてくれた。これは限られた面接時間で何を重視するのか、という価値判断の問題だろう。「志望度で合否を決める訳ではない」(人材サービス)という割り切ったコメントもあった。

 志望動機とは本来、志望に至った経緯を自己分析や自己PRを絡めつつ話すべきものだ。だが、学生の多くは企業研究の成果を話してしまう。「非重視」企業の多くは、志望動機から「学生の人となりが見えにくい」(採用担当者)ことを残念に思っているようだ。

就活探偵団2019

就活探偵団は就活生の悩みを探偵(日経記者)が突撃取材で解決する連載企画。新就活生に必要な心構えや、就活準備に役立つ情報を掲載します。

 もちろん、志望動機を重視する企業も多い。「入社意欲のレベルを確認したい」(製紙大手)、「本気度を見分ける材料にする」(オフィス家具大手のオカムラ)といった理由を挙げている。

 オリックスは、金融や不動産からカーシェアリングまで幅広く事業展開していることを踏まえ、「学生が希望する仕事に食い違いがないようにするため」と説明。ミスマッチを防ぐ狙いで聞いている。また、日本精工は「配属を決める情報として使う」としており、入社後も見据えている。

 「熱意ある学生は自分から話してくれる」(採用支援のアイプラグ)という企業もあった。

 就活生は質問されなかったからといって気落ちせず、ガクチカや自己PRなどの話題に絡めて話すことも一つの方法だろう。アピール度が上がるかもしれない。

 疑問その(2)「他社の選考状況を聞かれたら、正直に言わないとダメ?」

 「ライバル企業を受けていることを話せば印象が悪くなるのでは」――就活生からはこんな不安の声もよく聞く。

 就活生が複数の企業を受けるのは当然のこと。また、選考が進めば、いずれ他社の状況もおのずと判明することになるので、そこは率直に答えてよいだろう。

採用選考がいよいよ本格化する(写真は2017年6月1日の選考解禁日の様子)

採用選考がいよいよ本格化する(写真は2017年6月1日の選考解禁日の様子)

 ただし、就活生の受け答えから、採用担当者が「うちは本命じゃない」と気付く場合もある。

 採用担当者の印象が悪くなる――と心配する就活生が多いようだが、そうとも限らない。「進捗状況を聞き、他社が先行している場合はスピード感を持って採用に動く」(食品宅配のオイシックスドット大地)、「就活生が迷っている場合は、当社の魅力を伝えて必要な追加対応を講じる」(製紙大手)など、自社を選んでもらえるようにギアを上げる企業も多い。

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