複数サーバーを単一システム利用 米企業が日本上陸

2018/5/25 20:00
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ソフトウエア企業の米タイダルスケールは2018年5月24日、日本での事業開始に関する説明会を開催した。同社製品は複数の物理サーバーを仮想化技術で抽象化し、単一のシステムとして利用可能にする。

米タイダルスケールのバイスプレジデントでワールドセールス担当のデイブ・フェレッティ氏

米タイダルスケールのバイスプレジデントでワールドセールス担当のデイブ・フェレッティ氏

同社ソフトウエアを複数の物理サーバーにインストールするとCPU(中央演算処理装置)やメモリーを集約し、1つの基本ソフト(OS)上で単一のシステムとして動作する。サーバーの追加や削除も可能だ。他社の同様な製品との違いは「OSのカーネルやアプリケーションを変更せずに動作すること」(日本法人であるタイダルスケールジャパン合同会社の石井洋介カントリーマネージャー)。

同社バイスプレジデントでワールドセールス担当のデイブ・フェレッティ氏は「低価格のサーバーを複数組み合わせることで、高額なサーバーと同等の性能を安価に得られたり、単体のサーバーでは実現できない性能を発揮したりできる」と語る。

フェレッティ氏は主な用途として、米オラクルのデータベースや欧州SAPのインメモリーデータベース「SAP HANA」の利用を挙げる。このほか「事前に処理するデータサイズが読めないIoT(モノのインターネット化)でも、アプリの拡張やデータの増加に合わせて柔軟にシステムを拡張できる」(同氏)と話す。IoTでは、米ゼネラル・エレクトリック(GE)の発電部門であるGEパワーがタイダルスケールを採用している。

オンプレミス(自社所有)環境のほか、パブリッククラウドのベアメタルサービスでも使える。現時点で米IBM、オラクルのクラウドサービスに対応。「今後2カ月以内に、もう1社のパブリッククラウドの大手ベンダーと協業予定」(フェレッティ氏)だ。

石井氏は同社製品の利点をこう語る。「1つのOSでシステムを構成するので、セキュリティーパッチの更新などにかかる管理コストを下げられる」。現在はLinux系のOSに対応するが、19年にWindowsにも対応予定。

(日経 xTECH/日経クラウドファースト 井原敏宏)

[日経 xTECH 2018年5月24日掲載]

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