2018年11月14日(水)

女優の倉科カナさん「服のシェアはちょっと…」

BP速報
2018/5/25 18:00
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女優の倉科カナさん(写真:中馬修)

女優の倉科カナさん(写真:中馬修)

2018年5月24日から福岡国際会議場で開催した「Cloud Days 九州 2018」で、女優の倉科カナさんが参加する特別企画「最新デジタル活用で、僕らの暮らしが変わるカナ?!」が開かれた。野村総合研究所コンサルティング事業本部ICT・メディア産業コンサルティング部上級コンサルタントの鈴木良介氏が講師となり、新たなサービスが次々と登場している「シェアリング」の最新動向を来場者とともに学んだ。

自転車や服、工具など様々なシェアリングサービスを紹介する鈴木氏に、「実は日曜大工でキャットタワーを作ったりしています」と意外な一面を見せた倉科さん。「工具はかさばるから、借りることができるならありがたいですね」と、シェアリングのメリットに共感したものの、鈴木氏からの「服のシェアリングは?」という問いには抵抗があると答えた。「友達からならともかく、見知らぬ人から借りるのはちょっと……」(倉科さん)。

野村総合研究所コンサルティング事業本部ICT・メディア産業コンサルティング部上級コンサルタントの鈴木良介氏(写真:中馬修)

野村総合研究所コンサルティング事業本部ICT・メディア産業コンサルティング部上級コンサルタントの鈴木良介氏(写真:中馬修)

これを受けて鈴木氏は、新品の服だけを貸すシェアリングサービスを紹介。写真共有アプリ「インスタグラム」の影響で同じ服を交流サイト(SNS)で何度も投稿したくない「ワンショット需要」を背景に成長中とし、新品での貸し出し後に回収した服は中古として販売して元を取ると解説した。新品を売るアパレルメーカー側にとっては売上減が懸念されるが、「新品で買う人、借りる人、中古で買う人は実はみんな別で、客層がかぶらないのです」(鈴木氏)と指摘する。

シェアリングは企業が提供するサービスだけでなく、民泊やマイカー、駐車場など個人の資産をマッチングして提供するものも増えている。これらを可能にしているのはIT、高機能な「スマホの普及」(鈴木氏)だ。

■「ヒト」をシェアするサービスも

「高校時代はガラケーでしたが、今のスマホはPCのようなものですよね」と話す倉科さんに、鈴木氏は「そうです。誰もがスマホでIT武装できるようになったので、いろいろなシェアリングサービスが成り立つようになったのです」と解説した。さらに鈴木氏は、モノに限らず家事や駐車作業の代行など、面倒な作業を肩代わりしてくれる「ヒト」をシェアするサービスも登場しているとする。

「洗濯物をたたむようなちょっとした作業なんかは、頼めるとありがたいですね」と言う倉科さん。鈴木氏は「ユーザーが望むのは、自分の需要にぴったり合う供給があること。シェアリングの目的はオンデマンドに応えることなんです」と強調した。

鈴木氏はこれらのサービスを普及させるオンデマンド以外の要素として、ユーザーによるスコアリングが重要だと指摘した。ユーザーから寄せられた評価を指標化し、サービスの選択や次のサービス企画に活用する。供給側から一辺倒のサービス提供ではなく、需要側のユーザーも協力して作り上げる「主客一体」とも言うべきサービスの提供によって、より魅力的で効率的なシェアリングサービスが実現するという。

倉科さんは「デジタルは身近だけど、鈴木さんの今日のお話から、時代とともに活用の仕方が大きく変わっていることを実感しました」と振り返った。「これからもっと気にし続けていきたいです」と話す倉科さんにとって、シェアリングサービスはデジタルに関心を深める格好のきっかけとなったようだ。

(ライター 松尾康徳)

[日経 xTECH 2018年5月24日掲載]

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