米失業保険の新規申請件数、7週ぶり高水準
【ワシントン=長沼亜紀】米労働省が24日発表した新規失業保険申請件数(季節調整済み)は、19日までの1週間で23万4000件となり、7週間ぶりの高水準となった。前週の改定値から1万1000件増え、ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(22万件程度)を上回った。中期の傾向を示す4週間の移動平均は前週の改定値から6250件増加の21万9750件だった。
アマースト・ピアポント証券のエコノミストは、「4月後半から5月初めにかけての大幅な減少は、トレンドの変化ではなくノイズ(雑音)だったようで、基調にあると推定される22万~23万件に戻った」と分析した。