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八ケ岳山麓の「縄文世界」が日本遺産に認定

文化庁が24日発表した「日本遺産」で、長野県などが申請していた「星降る中部高地の縄文世界」が認定された。縄文文化をテーマに街づくりに取り組む長野県茅野市は同日、記念の懸垂幕を市役所に掲げた。県内にある縄文遺跡の知名度向上につながるとみて、県や関係市町村は遺跡を巡るツアーなどを検討し、観光客の誘致を進める。

日本遺産は地域の歴史や文化、伝統を語るストーリーを認定する制度。長野県内の日本遺産は木曽地方の木曽路に続いて2件目。

長野県と山梨県、諏訪地方の自治体や長和町などの14市町村は、「星降る中部高地の縄文世界―数千年を遡る黒曜石鉱山と縄文人に出会う旅」という文化ストーリーをまとめ、日本遺産認定を申請していた。八ケ岳など中部高地には黒曜石の鉱山があり、矢じりの材料として各地にもたらされたほか、縄文時代の遺跡も多数存在し、縄文人の文化を知ることができる。

長和町には「黒耀石体験ミュージアム」、茅野市には「尖石縄文考古館」などの施設があり、採掘された黒曜石や国宝の土偶など出土品が展示されている。長野県などは認定されたストーリーに沿って情報発信に取り組む。日本遺産のロゴマークを使用したり文化庁の支援を受けたりできる。

茅野市の柳平千代一・市長は同日、「遺産認定にあたり、構成市町村の一人として大変うれしい。市が進めている縄文プロジェクトにとって追い風と受け止めたい。今後は縄文を通じた広域的な活動が構成市町村と共に進められることを願う」とコメントした。

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