JR北、副社長2人に 路線見直しなど議論加速

2018/5/24 22:00
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JR北海道は24日、同社副社長に小山俊幸専務を昇格させる人事を発表した。JR東日本出身で6月に同社取締役への就任が決まっている西野史尚副社長もJR北が進める路線見直し問題にめどがつくまでJR北副社長を兼務し、当面は副社長2人体制を取る。複数の副社長体制は同社初。2030年度末の新幹線札幌延伸や路線見直し問題を加速させる狙いがある。

政府は22日の閣議でJR北会長に白川保友氏、島田修社長を再任する人事を了解。取締役に就任するJR東横浜支社長の渡利千春氏の人事も合わせ、6月20日に開かれるJR北の株主総会後の取締役会で決定する。

JR東は6月22日付で西野氏を同社取締役にすると発表。ただ西野氏はJR北副社長の役職も当面兼務する。JR北は副社長ポストを1枠増やして専務の小山氏を充てる。小山氏は西野氏の退任後の後任として路線見直し問題などの対応にあたる。西野氏の具体的な退任時期は明言しなかった。

副社長2人体制をとることについてJR北の島田社長は「異例の体制」と説明。西野氏の退任を機にこの臨時体制を解くが「(国による)大まかな方向性をつけるのが西野現副社長で、その方向性を受けて具体的な解決策につなげるのが小山の責務だ」と両氏の役割を説明した。

西野副社長は現在、JR北が進める路線見直し問題で沿線地域との協議で先頭に立つなど重要な役割を担っている。国は今夏をめどにJR北への支援の枠組みを決める予定。その後もJRを交えた沿線地域での見直し協議は続くことが予想され、一連の問題の解決の糸口が見えるまでにはしばらく時間がかかる。

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