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ドイツ銀行、7000人リストラへ 進まぬ経営再建

【ベルリン=石川潤】経営再建中のドイツ銀行は24日、従業員数を現在の9万7千人強から9万人以下に削減すると発表した。株式業務の人員を4分の1減らし、優良顧客との取引などに特化していく。2017年まで3期連続で最終赤字を計上したドイツ銀行は投資銀行部門を縮小し、欧州の商業銀行部門に経営資源を集中させる戦略を打ち出していた。

人員削減を決めたドイツ銀行のゼービングCEO(24日)=ロイター

リストラを発表したのは、24日に開かれる株主総会のわずか数時間前だ。株主の間では、経営の迷走を招いたとして最高意思決定機関である監査役会のアハライトナー会長の責任を問う声が高まっていた。総会を前に大胆な人員削減を打ち出し、批判を和らげる狙いがあるとみられる。

声明文の中で、4月に就任したばかりのゼービング最高経営責任者(CEO)は「我々は得意とする分野に注力しなければならない」とコメントした。同行の投資銀行業務はリスクに比べて収益が低く、経営の重荷になっているとの指摘があった。一方で、投資銀行部門や欧州域外から完全に撤退することはないとの考えも示した。

経営の先行きが危ぶまれたドイツ銀行は17年に80億ユーロ(1兆円超)の大規模増資を実施したが、その後も収益力が回復しない。株主総会を切り抜けたとしても、アハライトナー会長の進退問題がくすぶり続ける可能性がある。

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