2018年11月16日(金)

リアル店舗でも後払い QRコードで、ネットプロテクションズ

フィンテック
2018/5/24 16:11
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後払い決済サービスを手がけるネットプロテクションズ(東京・中央)は24日、同サービスを店頭決済に広げると発表した。店舗に設置したタブレット端末に表示したQRコードをユーザーがスマートフォン(スマホ)アプリで読み取ることで、店頭でも決済ができるようにする。クレジットカードや手持ちの現金がなくてもその場で支払い、翌月に一括で後払いできるのが特徴だ。

ネットプロテクションズは後払い決済サービスを、店頭でのQRコード決済に広げる(24日、東京・港)

QRコードを使った店頭での後払い決済サービス「アトネ」は8月に始める。ユーザーはアトネの専用アプリをダウンロードし、名前、住所、電話番号を登録。会計の際は店側が表示したQRコードをアプリで読み取るなどして決済できる。アトネで支払ったお金はコンビニエンスストアもしくは口座振り替えで、翌月に一括払いすればよい。

ユーザーの利用料は無料で、支払った額の0.5%が次回以降に使えるポイントとして付与される。店舗側は決済ごとに1.9%を手数料として支払う。他のQRコード決済サービスは裏側にクレジットカードを連動させることが多く3%前後の手数料がかかるため、店側にもメリットがあるという。

後払いの注意点は、手持ちに余裕がなくても買い物ができてしまう点だ。代金の未回収リスクもある。ネットプロテクションズは店側の未回収分を保証する。消費者の過去の購入履歴や支払い履歴などを与信管理の基準の一つにしているという。これまでサービスを展開する中で蓄積した累計1億4000万人の利用データを活用する。

同社は2002年に後払い決済サービスを開始。これまではEC(電子商取引)サイト向けが中心だった。商品購入ごとに後払い請求が発生する会員登録不要の「NP後払い」と、一括で請求を受け支払える会員登録制「アトネ」がある。18年3期の売上高は前年比27%増の112億円で、年間流通額は2300億円を超えた。アトネ単体では3年後に年間流通額1000億円、会員数1000万人を目指す。柴田紳社長は「後払いサービスは隠れた社会インフラになりつつあり、アトネも今期から一気に広げていきたい」と意気込んだ。

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