2019年3月20日(水)

戸籍業務にAI導入 大阪市、今年度から 複雑な婚姻届けなど想定

2018/5/24 12:10
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大阪市は戸籍業務に人工知能(AI)を導入する。日本と婚姻制度が異なる諸外国が絡む国際結婚や珍しい名前の届け出といった特殊事例の取り扱いに生かす。2018年度に東淀川と浪速の2区役所で先行し、19年度に全24区に広げる。市によると、自治体が戸籍業務の効率化にAIを使う試みは珍しいという。

戸籍業務をAIで迅速化する(大阪市北区の大阪市役所)

24日に発表した「大阪市ICT戦略アクションプラン」に盛り込んだ。同プランは市の業務全般を情報通信技術(ICT)で効率化することを目指した3カ年計画で、20年度が最終となる。

市によると、重婚が認められている国の出身者との国際結婚や、出生届に記された名前に特殊な字が使用されているケースなど、最近の戸籍業務では受理できるか悩むケースが増えている。市は法務省が過去に類似事例をどのように判断したかをデータベース化し、AIによる自然言語処理で必要な情報を抽出する。

特殊事例には戸籍業務に精通するベテラン職員が対応したり、膨大な資料を手作業で調べたりしていた。調査に1~2週間かかることもあるといい、AIの活用で受理の迅速化につなげる狙い。

市ICT戦略室の担当者は「ベテラン職員が退職期を迎えており、経験の少ない職員でも的確に業務を進める体制をつくりたい」としている。

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