2018年6月19日(火)

元富山県議会副議長に有罪 政活費360万円詐取

社会
2018/5/24 10:38
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 架空の領収書で政務活動費約362万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた元富山県議会副議長の矢後肇被告(58)=辞職=に富山地裁は24日、懲役1年6月、執行猶予4年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。県内で相次いだ一連の政活費不正を巡り、刑事裁判の判決は初めて。

 大村泰平裁判官は判決理由で「政活費は議員に与えられた特権で使い切ることが当然などと考えた動機は身勝手で、酌量すべき点はない。制度の隙につけ込んだ巧妙な犯行で、県政に対する信頼を裏切ったことは強い非難を免れない」と指摘した。

 一方で「議員辞職し、反省の態度を示した。報道により社会的制裁も受けている」などと執行猶予を付けた理由を述べた。

 判決によると、矢後被告は2012~15年、同県に実在する書店名義の領収書を偽造するなどして、計約362万円の政活費をだまし取った。

 矢後被告は不正を認め、16年7月に議員辞職。その後、富山と高岡の両市議会でも水増しや架空計上が相次いで発覚、県内3議会で計18人が辞職した。県警は、中川勇元富山市議会議長(70)ら元同市議4人についても詐欺容疑などで捜査を進めている。〔共同〕

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