2019年4月23日(火)

島根の永井隆記念館休館へ 2年後新装オープン目指す

2018/5/24 9:11
保存
共有
印刷
その他

長崎で被爆者救護に尽力し、白血病のため43歳で亡くなった医師の永井隆博士が育った島根県雲南市で、平和の大切さを伝えてきた「雲南市三刀屋町永井隆記念館」が28日から、建て替えのため一時休館する。約2年後の新装オープンを目指す。

「雲南市三刀屋町永井隆記念館」の展示物と藤原重信館長(島根県雲南市)=共同

記念館は1970年に開館し長崎市の永井隆記念館の姉妹館になった。建物が古くなり、トイレが備わっていなかったことなどから、建て替えが決まった。建物を大きくし、展示資料や一度に入れる人数を増やす。

記念館は永井博士が長崎から島根の旧友に宛てた手紙や自作の紙芝居、被爆した瓦などを展示。博士が戦後、子供たちのために長崎の自宅の横に図書室を開いたことにちなんで図書館を併設し、地元小学生らに勉強の場を提供してきた。年間約2千人が訪れ、生誕100周年の2008年度には約4千人が来館した。

永井博士は1908年に松江市で生まれ、島根県三刀屋町(現・同県雲南市三刀屋町)で育った。長崎医科大(現・長崎大医学部)に進学。医師として活動中に被爆、妻を原爆で失いながらも救護活動を続けた。「長崎の鐘」などの著書を残し、白血病のため51年に亡くなった。

藤原重信館長(60)は「記念館は博士の平和を願う精神を広める役割を担ってきた。これからも受け継いでいきたい」と話している。〔共同〕

春割実施中!無料期間中の解約OK!
日経電子版が5月末まで無料!

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報