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日大の内田前監督が会見 選手説明と食い違い

(更新)

日本大アメリカンフットボール部の悪質反則問題で、日大の内田正人前監督(19日付で辞任)と井上奨コーチが23日夜、緊急記者会見した。内田前監督は反則行為について意図的な指示を改めて否定した。井上コーチは「潰してこい」などの発言をしたことを認めたが、負傷させる目的はなかったとし、反則をした選手の説明と一部対立する見解を示した。

進退について、内田前監督は「常務理事の職を一時停止し、謹慎とさせてほしい。第三者委員会の調査に委ね、結果を待ちたい」、井上コーチは「コーチを辞任しようと考えている」と述べた。

関西学院大の選手に危険なタックルをして負傷させた日大の宮川泰介選手(20)は22日の会見で、試合前日に内田前監督から井上コーチを通じて「相手のクオーターバック(QB)を1プレー目で潰せば(試合に)出してやる」と指示を受けたと説明した。

これに対し、内田前監督は「私からの指示ではない」と述べた。問題のプレーは選手の判断なのかとの質問には「ルールを逸脱するという考えはない。ああいうことは予想できなかった」と答えた。

井上コーチは「QBを潰してこいと言ったのは事実」と認めた上で「けがを目的とした指示ではなかった」と釈明。「潰してこい」の意味を問われると「思いっきりプレーしてほしいという意味だった」との説明を繰り返した。さらに「1プレー目の反則は見たが、次のプレーも彼に行かせたいと思った。判断ミスをしたと思う」と振り返った。

選手は井上コーチから「相手のQBがけがをして秋の試合に出られなかったら得だろうと言われた」としている。同コーチは「一言一句覚えていないが、彼には過激なことを言った。ただ、損とか得とかそういう話はしていない」と反論した。

内田前監督は「けがをされた選手や保護者、関学大の皆様に申し訳ない。アメフトに携わっている人にも非常にマイナスになり、責任を感じている」と述べ、「(反則をした選手にも)非常に申し訳なく反省している」と謝罪。選手がアメフトをやめる意向を示していることについて「選手としてもっと活躍できる。我々の責任だが戻ってきてほしい」と話した。

井上コーチは「彼を成長させたかったが、重圧をかけてしまった」とした。会見は午後8時から同10時すぎまで2時間以上続いた。

一方、関学大アメフト部は26日に記者会見を開く方針を明らかにした。日大に対し24日をめどに事実経緯などに関する再回答を求めており、回答後に同部の見解と対応方針を示す。会見には鳥内秀晃監督や負傷選手の父、奥野康俊さんらが出席する予定。

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