森友側要求に議員秘書ら困惑 交渉記録

2018/5/23 18:22
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「理事長が大変個性的」「強引で大変だと思うが……」。23日に財務省が国会に提出した交渉記録からは、あの手この手で要求を通そうとする森友学園の籠池泰典理事長(当時)と、振り回される国会議員5人の秘書たちの困惑する姿も浮かび上がった。

参院予算委の理事懇談会に提出された森友交渉記録などの文書(23日午後、参院議員会館)

参院予算委の理事懇談会に提出された森友交渉記録などの文書(23日午後、参院議員会館)

交渉記録の中に、近畿財務局や財務省理財局を訪れた議員秘書との応接記録や電話応答の記録があった。それによると、最初に近畿財務局にアプローチしたのは鴻池祥肇参院議員の秘書。2013年8月、「資金面の問題から売却ではなく貸し付けを受けたい」との籠池理事長の要望を伝えた。

だが、翌14年に同局が「貸し付けに応じる」と伝えると「感謝。4月は日参に近く愚痴めいた話が多かった」と明かし、「日本は法治国家であなたのように情に訴えることばかりでは困ると対応してきた」と暴露した。

15年1~2月に「貸付料が高い」との声を伝えた平沼赳夫衆院議員(当時)と鳩山邦夫衆院議員(同)の秘書も「会計検査院が見ており価格はどうにもならない」との対応に「その通り」とあっさり引き下がった。

「こういう商売なので持ち込まれた話は聞かなければならないが、毎日のように電話を受けて困惑している」と漏らしたのは柳本卓治参院議員の秘書。16年3月に鴻池議員の秘書も「力添えを頼まれたが正直、話が支離滅裂」とこぼし、「強引な人で大変だと思うが、今後もよろしくお願いします」と話をまとめた。

「理事長は大変個性的で皆さんに失礼を言っていないか」という平沼議員の秘書の問いに、理財局の担当者は「ご理解を得るべく努力したい」としたうえで「大変重要な案件で特例的な取り扱いでもあるので、本省でも内容を検討し承認している」と申し添えていた。

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