日本ガイシ、製品検査で不正 90年代から

2018/5/23 15:26 (2018/5/23 16:26更新)
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記者会見で謝罪する日本ガイシの大島社長(中)=23日午後、名古屋市中区

記者会見で謝罪する日本ガイシの大島社長(中)=23日午後、名古屋市中区

日本ガイシは23日、製品の検査の一部で不正があったと発表した。送電線に使う「がいし」などについて社内検査は全て合格していたが、顧客の求める検査を契約通りに実施していなかった。不正は1990年代から行われて累計で100万件弱、製品の個数で約1億個という。社内検査の基準が高く品質については問題がないとしている。

同日、名古屋市で開いた記者会見で、大島卓社長は「極めて深刻な問題。関係各位に多大なご迷惑とご心配をかけ、深くおわび申し上げる」と謝罪した。昨秋からグループの全製品を対象に品質の自主点検を進める過程で今年1月、がいしなどについての不正が発覚。その後は調査や品質確認を進めてきたという。

顧客が求める「受け渡し検査」での不正は90年代からで、対象企業は国内で約200社、海外で約300社あるという。17年度は電力や重電メーカーなど国内で約140社に出荷した。今後は顧客企業の説明に加え、海外向けにはウェブサイトなどで随時報告するという。

大島社長は「こういう不正は全く想定していなかった」と述べた。ただ社内検査基準は満たしており「品質には大きな問題がない」との認識を示した。製品の交換などは見込んでおらず、業績への影響は軽微としている。

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