2018年11月21日(水)

財政赤字の将来負担を考える(4) 将来の消費縮小の可能性も
野口旭 専修大学教授

やさしい経済学
コラム(経済・政治)
2018/5/24 2:00
情報元
日本経済新聞 電子版
保存
共有
その他

前回に説明したアバ・ラーナーの将来負担否定論はこの問題についてのありがちな誤解を払拭する上で、大きな意義を持っています。財政赤字によって生まれる政府債務に関して、人々は家計の債務と同じように「将来の可処分所得がその分だけ減る」と考えがちです。財政赤字を対外債務によって賄う場合はその通りですが、自国民保有の国債で賄う場合にはそうとはいえません。

というのは、各世代の消費可能性は常にその時点での生産…

[有料会員限定] この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。

関連キーワード

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報