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ザッカーバーグ氏「対応不十分だった」 不正流出問題で

【ブリュッセル=森本学】米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は22日、欧州連合(EU)の欧州議会を訪れ、タヤーニ議長ら議会代表と会談した。個人情報の不正流出や偽ニュースのまん延の問題を巡って「過去数年にわたって十分な対応をしてこなかったのは明らかだ」と認め、「私の過ちだ。申し訳なかった」と謝罪した。

22日、欧州議会で個人情報の不正流出問題などについて説明するフェイスブックのザッカーバーグCEO(ブリュッセル)=ロイター

ザッカーバーグ氏は普段のグレーのTシャツ姿でなく、スーツにネクタイ姿で登場。冒頭発言では謝罪の前にまず、パリやブリュッセルを襲った無差別テロ事件の際に、多くの欧州市民がフェイスブックを通じて家族や友人の安全確認をしたなどと説明。フェイスブックが重要な役割を果たしていると訴えた。

そのうえで「偽ニュースや選挙への海外からの介入、個人情報の不正利用」などへのフェイスブックの悪用を防ぐ対応が「不十分」だったと説明。「我々の責任を十分に把握できていなかった」と反省の弁を述べた。

今後の対応策としては、2018年末までにフェイスブックのセキュリティー部門などの職員を2万人以上に倍増させると約束。EUが25日に施行する個人情報保護を大幅強化する新規制「一般データ保護規則(GDPR)」については「価値観を共有している」と順守する姿勢を強調した。欧州各国で18年末までに計1万人を雇用すると表明し、欧州経済への貢献もアピールした。

フェイスブックによると、同社から流出した個人情報が英政治コンサルティング会社に不正利用された問題では、EU域内から最大270万人の個人情報が流出。個人情報の保護を「基本的人権」と位置づける欧州では同社への反発が強まり、欧州議会が直接の説明をザッカーバーグ氏に求めていた。

この日の会合は当初、フェイスブック側の要請で非公開で行われる予定だったが、一部の欧州議員が強く反発。最終的には、約1時間20分に及んだやり取りのすべてがインターネット上で中継された。

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