2019年5月20日(月)

世界最細のマグネシウム合金ワイヤを開発 東邦金属

2018/5/22 19:00
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金属加工を手掛ける東邦金属は22日、熊本大学などと共同で、世界で最も細い直径0.03ミリメートルのマグネシウム合金ワイヤを開発したと発表した。さらに強度もこれまでの極細ワイヤより約5割引き上げた。医療機器材料としての展開を目指すほか、燃料電池の電極材料など産業用用途での活用も探る。

東邦金属が開発した世界で最も細いマグネシウム合金ワイヤ

熊本大学と、金属粉などを手掛ける福田金属箔粉工業(京都市)と共同で開発した。材料は熊本大学の河村能人教授が2001年に開発したマグネシウム合金で、マグネシウムに亜鉛とイットリウムを添加したもの。東邦金属と福田金属箔粉工業が加工を担う。

マグネシウムは軽量なうえ、安全性が高く、最終的に体内で分解吸収される特徴を持つ。そのため手術の際の縫合糸や、血管が詰まるのを防ぐ機器「ステント」など、体内埋め込み型の医療機器の材料として注目が集まっている。ただこれまでは細さや強度の低さなどが課題となっていた。

すでに京都大学と共同でステントの開発に取り組んでいるが、今後も大学や医療機関などと連携し、実用化に向けた開発を進める。

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