2018年9月25日(火)

財政赤字の将来負担を考える(3) 国内調達なら将来負担にならず
野口旭 専修大学教授

やさしい経済学
コラム(経済・政治)
2018/5/23 2:00
情報元
日本経済新聞 電子版
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 財政赤字は現世代から将来世代への「つけ回し」であるとする通説的な負担論に対しては、アバ・ラーナーに発する反論が存在します。ラーナーによれば、国債が海外で消化される場合にはその負担は将来世代に転嫁されますが、国内で消化される場合には転嫁はありません。なぜなら、租税の徴収と国債の償還が一国内で完結するならば、それは単に国内での所得移転にすぎないからです。

 ラーナーは「我々の子や孫たちが政府債務の返済…

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