日大の危険タックル、罪に問われる? 専門家に聞く

2018/5/21 18:07
保存
共有
印刷
その他

日大アメフト部員による危険なタックルが警察の捜査対象になる見通しになった。試合中の危険な反則行為が罪に問われる可能性はあるのだろうか。専門家に見方を聞いた。

大阪体育大でアメフト部部長を経験した早稲田大の原田宗彦教授は、問題のタックルについて「信じられないような危険行為」と話す。

6日に東京都内で行われた定期戦で、パスを投げ終えた関学大選手に背後からタックルする日大の選手(関学大提供・一部画像処理をしています)=共同

6日に東京都内で行われた定期戦で、パスを投げ終えた関学大選手に背後からタックルする日大の選手(関学大提供・一部画像処理をしています)=共同

関学大の選手がボールを離して約2秒後に、日大の選手が背後から突っ込んだ。「意図的にやった印象を受ける」と原田教授。不意を突かれた被害選手は全治3週間のけがを負った。「脊髄を損傷して、まひが残る恐れもあった」とみる。

スポーツに関する法律問題に詳しい辻口信良弁護士によると、試合中の暴力行為により選手が逮捕されたケースもある。奈良県内で2012年、フットサルの試合中に、選手が審判からレッドカードを出された直後に、相手チームの選手の首を蹴りけがをさせ、傷害容疑で逮捕されたという。

大学時代にアメフト経験のある間川清弁護士は「刑法には『法令又は正当な業務による行為は罰しない』という規定があり、スポーツの試合中の行為は刑事責任を問いにくい」と説明する。

そのうえで「今回のタックルはパスを投げた後の選手に故意にぶつかっている。『正当な行為』とは言えず、傷害罪の成否を検討する余地がある」との見方を示す。監督の関与については「指示の有無を立証するのはハードルが高いが、仮に認定されれば同様の罪で処罰される可能性もある」と話している。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]