2018年7月16日(月)

覚醒剤装う演出に罰金刑 警察業務を妨害、福井の男

2018/5/21 15:03
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 覚醒剤に見せかけた白い粉が入った袋を交番前に落として逃走し、警察官に追跡させた映像を動画投稿サイト「ユーチューブ」に投稿した自称広告業、鹿谷大治被告(32)に福井簡裁は21日、求刑通り罰金40万円の判決を言い渡した。

 鹿谷被告は「覚醒剤いたずらドッキリ」との題名で逃走の様子をユーチューブに投稿。追跡させた警察官らの業務を妨害したとして偽計業務妨害の罪に問われていた。

 小川正照裁判官は判決理由で「面白い動画を撮って再生回数を上げ、広告収入を得るためだった」と認め、弁護側の覚醒剤撲滅に向けた啓発目的との主張を退けた。

 また、弁護側は「警察官の業務は強制力のある権力的公務で、同罪が対象とする業務には当たらない」として無罪を求めていたが、小川裁判官は違法薬物ではないと分からない限り徒労を余儀なくされ、業務に当たるとした。

 判決によると、昨年8月、JR福井駅前の交番前の歩道で、覚醒剤に見せかけたグラニュー糖入りのポリ袋を故意に落として逃げ出し、警察官らに追跡させるなどして業務を妨害した。

 鹿谷被告の弁護士は即日控訴した。判決後に取材に応じた鹿谷被告は「判決は予想通りだが不満だ。動画投稿は続ける」と話している。

 福井県警が昨年9月、偽計業務妨害容疑で鹿谷被告を逮捕。福井区検が略式起訴し、鹿谷被告は罰金40万円の略式命令を受けたが、不服として正式裁判を請求した。〔共同〕

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